墨作り体験へ・・・
久しぶりに、近くの里山を歩いてきました・・・雨の中・・・
檜の風景・・・
それから・・・紀州松煙墨の堀池さんのところへ「墨作り体験」に3名で行ってきました。他にも3名の参加予定でしたが、出張のお仕事が入ったとのことで・・・少なくて申し訳ありません!
堀池さんは、日本でただ一人となられた「純松煙墨」の作家さんです!
注!⇒絵手紙によく使われている「青墨」=「松煙墨」と、思われている方が多いと思いますが・・・みやちゃんは、違うと思います。
本当の「松煙墨」というのは、松のヤニが多く含まれている部分を「くすべて」得られる煤(スス)と上質の膠(にかわ)のみから作られています。一般に販売されている「青墨」は、松ではなくナフタリンとか、アンソラセンとかを燃やした煤と、青くするために染料(顔料?)を混ぜて、なおかつ良い香りをつけるために香料を入れてあります。でも、堀池さんの墨は、純粋の松煙墨で、混ざりものが入っていませんので、磨ると「松脂の焦げた香り」がします。
久しぶりの、工房で、講義が始まりました!そして↓オリジナルの型を自分で作ります。
みやちゃんは、「泰山」と彫ります。けしごむハンコと一緒で、逆に彫ります。
手を切らないように・・・彫刻刀の進行方向には、指を置かないように!
さて・・・表の彫刻が終わって、昼食後、墨作りがスタート、まずは解説から・・・
これが、上質の「膠」です。湯煎で、溶かして使います。
松脂でいっぱいの赤松の木です。
ここで、煤が作られます。
少しずつ、溶けた膠を、入れて頂いて、こねていきます。
力が入ります・・・
こねて、こねて・・・やっと出来上がり・・・
そして、ヒビとかが入らないように、最後に、手でこねます。
そして・・・型に入れて・・・
しばらく、冷蔵庫で寝かしてから・・・さぁー!出来上がりは?
じゃぁーーん! おみごと!「泰山」が出来上がりました・・・
壁には、いろんな作家さんたちの作品が・・・
彩煙墨の解説・実演も・・・
すぐ横(下)を流れる・・・渓谷・・・サワガニが歩いていたり・・・みやちゃんは、流木をいただいて・・・
お忙しい中を、私たちのお相手をしていただき、ありがとうございました。
by taizanslog
| 2017-10-21 20:50
| お出かけ・・・