一閑張りへの質問が・・・

 先日、東京;大崎ウエストギャラリーにて開催させていただきました、一閑張り講座の中で・・・次のような質問が届きました。
1、下地処理の中の「下塗り」について 下塗りは、密着・強度UPの為とありますが・・・
(みやちゃんは、ペンキ屋でして、外壁下地材(灰汁・吸い込みを止めて、強度・密着力UP)を用いていますが・・・) 
①何を塗る?=皆さんは手に入りやすい、木工ボンドを10~20%薄めて・・・木工ボンドは使いたくないという方は、糊(でんぷんのり等)でも効果的です。乾かしてから、一回目を貼ってください。(ただし片面のみで、よく乾かしてから、もう片面を貼る。
②その時の注意点は?=最初は、たっぷり目で、竹の網目の重なり・接点に押し込むように塗り、後で、必要外のタレ・溜り分を、かするようにする。(タレ部分をそのまま乾かすと、ポコンと網目模様でない、変な形が残るので・・・)
2、120%を理解する(収縮分余計に貼る)について・・・120%のメカニズムとは?=紙・糊によって、乾くときの収縮率が違いますが、お椀型のザルの場合、特に内側は、浮く方向へ縮みます。それから、網目の中へ押し込むように、貼って行きますが、理想は貼った後網目が残っている状態が、望ましいので、縮む分、余計に押し込んで、貼ることが大事です。20%は、大げさかもしれませんが、それぐらいの気持ちで貼って、乾くとちょうど良いということで、理解してください。(枯れたのり・和紙は、収縮率が小さい)
*それから、乾くときには、「縮みながら乾く」と同時に、「下地を引き起こしながら乾く」このことを『引張り強度』と言い、塗料でも、紙を貼っても、そのメカニズムは、同じです。ですから、いくら、完璧に貼っても、最終仕上げの柿渋の塗り方次第で、簡単に「浮き」が、発生します。また、紙を貼るときにあわてると、ちょうどこの梅雨時に、表面に、うっすらとカビが発生します。いろいろと、各工程に潜む、メカニズムは面白いですね!みやちゃんは、国家資格の『一級塗装技能士』(平成4年10月13日労働大臣認定)ですので、一閑張りも、どれぐらい掘り下げることができるか、研究する価値を感じながら、楽しみたいと思います。また、この年になって、大きな夢、「一閑張りとそのメカニズム」という事で、「本の出版」を目差します!みなさん、成就できるように応援してくださいねぇー!

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